温泉のデパートと称される登別温泉。
地獄谷から日量1万トン以上が湧き出すこのエリアは、宿や施設によって多彩な泉質を楽しめるのが最大の魅力です。
今回はそのなかでも硫黄泉が楽しめる、ローカル感あふれる「夢元さぎり湯」に行ってきました!
道中

今回の拠点は苫小牧。
レンタカーなしの電車旅です。
室蘭本線に揺られること約40分。
「この電車一本で函館まで行けるらしい、日本の鉄道おそるべし…」
などと考えているうちに登別駅に到着。

改札を出ようとすると、駅員さんからまさかの一言。
「この駅、ICカード使えないんです。」
……えっ!?苫小牧は普通に使えたので完全に油断していました。
調べてみると、
室蘭本線でICカードが使えるのは苫小牧駅と沼ノ端駅だけなのだそう。
初耳でした。駅員さん、お手数をおかけしてすみません!
改札で入場を取り消してもらい、現金で片道分を支払いました。

さて、気を取り直して温泉へ向かいましょう。
登別駅の目の前からバスに乗り込みます。
タイミングが良くほぼ待たずに乗車でき、バス停4つ分、約20分の道のりです。
途中の停留所から地元の住民の方が乗り込んできて、
「こうやって地元の人も登別温泉に入りに行くんだなぁ」
と日常の風景にほのぼのしている間に気がつくと到着しました。

バスを降りたとたん、鼻腔をくすぐるのは硫黄の香り。

目的地の「夢元さぎり湯」は、バス停留所のすぐ目の前です。
入場
少しだけ坂道を登りますが、距離も近く非常に分かりやすい立地。

味わい深い紫ののれんをくぐり、いざ入場していきましょう!
のれんをくぐると右手に下駄箱がありました。


鍵付きの下駄箱が用意されているのは、安心して利用できるので嬉しいポイントです。
入浴券

館内へ入り、まずは券売機で入浴券を事前に購入します。表示された大人入浴料を見てみると……
なんと500円?!

「安すぎないですか?!」
と、思わずその破格の値段にびっくりしてしまいました。
今回は入浴券に加えて、レンタルタオル(200円)とさぎり湯オリジナルのタオル(400円)も購入してカウンターへ。
受付の方はとても親切で、タオルの柄や特徴について丁寧に説明してくださいました。

こちらのオリジナルタオルは、さぎり湯の裏手を流れる川をモチーフにデザインされているそうです。

しっかりとした質感の良いタオルで、旅の記念にもぴったりです。
準備も整いました。
それでは、登別の名湯をたっぷりと堪能しに行きましょう!
浴場

待ちに待った入浴タイムです!
階段を降りて地下へ向かうと、左右に男女別の入り口が分かれています。
ロッカーは安心の100円リターン式。タオルをしっかり持って、いざ中へ入りましょう。
浴室に入ると、左手に掛け湯、その奥に洗い場が並んでいます。
そして目の前に広がるのは、多彩な個性を持つ計6つの浴槽です。
一号乙泉(41℃・42℃)
強い酸性の硫黄泉で、灰色から白濁したお湯が特徴です。
濃度がすさまじく、お湯に触れるとモワッとした独特の感触があります。
強烈な硫黄の香りと、肌にまとわりつくようなぬるぬる感がたまりません。
浴槽の底に堆積した湯の花をすくって肌にすり込むと、より温泉のパワーを肌で実感できます。
目の湯+24号泉(42℃ ※女性は目の湯のみ)
「目の湯」はアルミニウムイオンを豊富に含むミョウバン泉で、結膜炎などの目の病気や皮膚・粘膜の疾患によく効くと言われてきた歴史あるお湯です。
登別温泉でも目の湯はさぎり湯のみはいれるそうです!
そこに約98.2度と非常に高温で鉄分や塩分を多く含む「24号泉」がブレンドされています。
少し透明感のあるお湯で、香りは控えめですが、入ると肌がキュッと引き締まるような心地よさがあります。
気泡の湯(湧水35℃)&水風呂
湧水を使った水風呂は、身が引き締まるほどの冷たさ!
この冷たい水風呂と熱い温泉の温冷交代浴が最高すぎて、何度もループしてしまいました。
最後は、体温に近い35℃の気泡風呂でゆっくりと身体を落ち着かせます。
サウナもあった。
サウナもありましたが、今回は入りませんでした!
硫黄泉を限界まで堪能してこの浴場をあとにしました。
湯上がりの楽しみ

お風呂上がりのお楽しみといえば、やっぱりこれ。券売機にはビールやアイス、そして「源泉卵」が並んでいます。
せっかくなので、さっそく源泉卵を買ってみました!

箱根の黒たまごをイメージしていたのですが、実物は表面が少し灰色がかった味わい深い見た目です。付属の塩をつけて一口食べると、温泉のパワーも相まってか、なぜかいつもより格別に美味しく感じられます。
まとめ
初めての登別温泉でしたが、想像をはるかに超える濃厚でパワフルな硫黄泉と、銭湯ならではの親しみやすい雰囲気にすっかり魅了されてしまいました。泉質の異なるお湯をじっくりとハシゴでき、身体の芯から温まる最高の湯治体験となりました。北海道で温泉巡りをするなら、絶対に外せないスポットです!
店舗情報
店舗名:夢元さぎり湯
住所:北海道登別温泉町60番地
電話番号:0143-84-2050
公式サイト:夢元さぎり湯 | 登別温泉の日帰り温泉銭湯
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