借金生活からの解放。債務整理で毎月10万円を返し続けたリアルな記録

お金の話

過去の私は、まさに自堕落そのものでした。

欲望のままに浪費を重ね、気づけば膨れ上がっていた借金の総額は630万円。

そんなある日、運命を大きく変える出来事が訪れます。

当時、結婚を予定していた彼女から放たれた決定的な一言でした。

「借金がある人とは結婚できない」

その言葉で、冷や水を浴びせられたように頭が冴え渡り、一気に目が覚めました。

大切な存在を失いたくない。

その一心で、私はすぐさま法律事務所へと駆け込みました。

ここから、420万円分の債務整理を行うことで、毎月10万円を返済していく過酷な日々が始まったのです。

1. 借金のリアルな内訳とスタート時の状況

弁護士事務所へ相談に訪れたのは2023年6月のことでした。

当時の借金の全貌は以下の通りです。

項目金額
法律事務所への解決料(4件分)50万円
債務整理を行った対象(4件分)420万円
メルカード50万円
PayPayカード10万円
車のローン(個人で返済)100万円
借金総額630万円

債務整理によって月々の返済額が下がったとはいえ、生活の重圧が消えたわけではありません。

  • 車のローン:3.5万円
  • 債務整理の返済:10万円
  • その他カード類:2万円
  • 保険料:1.5万円

固定の支払いは毎月17万円にのぼりました。

自身の給料から捻出するには、当然ながら相当な痛手です。

以前の私は、毎月20万円を超える支払いをこなしながらも、返済によって空いた枠をすぐに消費してしまうという最悪のサイクルを繰り返していました。

しかし、ここからは本気の我慢が必要です。

今までと同じ生活を続けていては、絶対に家計が回りません。

2. なぜここまで膨らんだのか?強みを生かした逆転の環境づくり

私には、家計管理において大きなアドバンテージがありました。

それは

「社宅で、家賃も水道光熱費も0円」

という恵まれた環境にあったことです。

固定費がほとんどかからない環境にいながら、なぜ630万円もの借金を拵えてしまったのか。

自分自身でも「相当イカれている」と思わざるを得ません。

当時の散財ぶりは救いようのないものでした。

  • ゲーム課金・アニメグッズ購入:推定1,000万円以上を導入。
  • ギャンブル(パチンコ・競馬等):通算200万円以上の敗北
  • 食費への異常な浪費:毎日のように外食を重ね、スーパーで買い物を出せば1食分で5,000円オーバーもざら

これだけの愚行を重ねていたのですから、まさに自業自得であり、救いようのないクズだったと猛省しています。

しかし、反省した私は決意しました。

この「家賃・水道光熱費0円」という環境を、今度は返済のための最大の追い風にしていくのだと。

当時の手取り給料は約27万円。

固定費の17万円を引けば、手元には約10万円が残ります。

この10万円で1ヶ月をやりくりしなければなりません。

今まで通りのギャンブル、ゲーム課金、グッズ収集は一切不可能です。

一度、すべての悪習を手放す必要がありました。

私はギャンブルを完全に足を洗い、スマートフォンに入っていたゲームアプリもすべてアンインストールしました。

3. 抜けない浪費癖との格闘と、お金を集める趣味への変化

返済生活をスタートさせたものの、長年染みついた自堕落な生活の癖や浪費癖は、そう簡単には抜けませんでした。

特に「食」と「酒」に対するこだわりを最小限まで削るのには非常に苦労し、毎月のお給料日前になると、

口座残高はいつも4桁(数千円)というギリギリの状況が続きました。

しかし、時間の経過とともに、少しずつ新しい生活スタイルに慣れていきました。

食費については「食費専用の財布」を1つ用意し、給料日になるとそこに4万円を入れる仕組みを作りました。

「今月は絶対にここからしか使わない」

と固く決意して生活を始めたところ、家計の繰り回しに徐々に余裕が生まれ始めたのです。

一方、断絶した趣味の領域にも変化が訪れました。

債務整理をしてからは、ゲーム課金やグッズ収集、ギャンブルをきっぱりと辞めました。

そして、これまで買い集めてきたグッズをメルカリ等に出品し、生活の足しとして少しずつ小銭を稼ぐようになったのです。

時間が空けばポイ活に励み、コツコツと小銭を貯める。

かつてお金を湯水のように捨てていた私の趣味は、気づけば

「お金をコツコツと集める趣味」

へと変わっていました。

返済に関しても、毎月とはいきませんでしたが、1,000円でも多く返せる時には繰り上げ返済を行い、ボーナスも可能な限り返済へと充てていきました。

そして2024年夏、車のローン(100万円)を無事に完済。

ここからは浮いた車のローン代3.5万円を活用し、月々の返済額を13万円に引き上げられるよう努力を重ねました。

4. 2025年5月からの返済軌跡(完済へのカウントダウン)

車の完済を経て、2025年5月時点での債務整理分の残債は216万円まで減っていました。

ここからの返済の動きは以下の通りです。

日付返済額残債
2025.05.20132,000円2,160,000円
2025.06.20360,000円1,800,000円
2025.07.18130,000円1,670,000円
2025.08.20130,000円1,540,000円
2025.09.19103,000円1,437,000円
2025.10.20103,000円1,334,000円
2025.11.20130,000円1,204,000円
[問い合わせによる修正]–1,262,361円
2025.12.19142,361円1,120,000円
2026.01.20100,000円1,020,000円
2026.02.20100,000円920,000円
2026.03.20150,000円770,000円
2026.04.20100,000円670,000円
2026.05.20200,000円470,000円
[問い合わせによる修正]–476,600円
2026.06.10476,600円0円(完済!)

※返済時には1回あたり3,300円の手数料等を含む。

途中、予期せぬ出費が重なり、毎月の返済額を減額せざるを得ない月もありました。

思わぬ出費に頭を悩ませることも一度や二度ではありませんでした。

しかし、歩みを止めることはありませんでした。

債務整理分とは別に残っていたカード類(メルカード50万円、PayPayカード10万円)を合わせた残債が残り276万円となった段階で、

「あと1年で絶対に全額返済する」

と強い目標を定めて走り続けました。

ゴールが見えてきた感覚を胸に粘り強く努力を続け、ついに——2026年6月のボーナスを投入し、債務整理分の残債476,600円を一括返済。

すべての借金を完済することに成功しました。

5. まとめ:生活を圧縮した経験は、これからの武器になる

今まで続けてきた堕落した生活や浪費の癖を引き締めるのは、本当に大変なことです。

一度ゆるんでしまった財布の紐を締め直し、生活水準を下げる作業は、何度も心が折れそうになります。

ですが、実際に体験して分かったことがあります。

「一気にやろうとせず、少しずつ改善していけば、いつか必ず達成できる」

ということです。

630万円という途方もない借金から解放された今、私の視線は未来へと向いています。

これからはこれまでの経験を生かし、資産形成へとシフトチェンジして頑張っていきたいと考えています。

随分と遠回りをしてしまいましたが、借金返済の過程で身につけた「生活の圧縮術」は、これからの人生において何物にも代えがたい強力な武器です。

この武器を胸に、一歩ずつ着実に前へ進んでいきます。

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